脱臼-月状骨脱臼・月状骨周囲脱臼- | しし接骨院・ししフィットは南福岡駅・雑餉隈駅近くで皆様に施術を！ | 柔道整復師学生の皆さんへ柔道整復学理論国家試験対策 | しし接骨院・ししフィットは南福岡駅側で施術を患者様に | トータルケア

□手根骨間脱臼,手根骨単独脱臼(月状骨脱臼、月状骨周囲脱臼)に大別

□月状骨を中心に脱臼し、舟状骨,三角骨の骨折の合併が多い

□単独脱臼は近位手根列に多発する⇒月状骨>三角骨>舟状骨

□合併症が多い⇒骨折,靱帯損傷,神経損傷(手根管症候群)

原因・発生機序

□多くが手掌をついて転倒した際に手部と前腕部の相互に働いた剪断力により発生する。

月状骨は本来の位置に残り、遠位列が背側に脱臼

月状骨は掌側に脱臼し橈骨遠位関節面とはもはや相対しない

□手根部の主張が経時的に出現

□手根部の著名な運動痛、局所痛

□手関節の関節可動域の縮小、制限

□手根部の変形、前後径の増大(単独脱臼では変形が少なく見逃しやすい)

□助手に前腕部を固定

□前腕を十分に回外

□第1指と他4指を把握し、牽引

□月状骨の入る間隙を作る

□多くはこれで整復される

□整復されない場合…
母指を月状骨へ、他四指を手関節背側にあてて月状骨を背側へ押し込むように手関節を屈曲する

□舟状骨骨折

□三角骨骨折

□橈骨遠位端骨折

肘関節直角、前腕回内位、手関節45°掌屈位

□月状骨単独脱臼と同様

□助手に前腕部を固定

□前腕を十分に回内

□第1指と他4指を把握し、牽引

□四指を患肢の手根部掌側に、母指を手根部背側に当てて把握しなおす