先天的にフィラグリン遺伝子変異などによリ,皮膚のバリア機能が低下し、 lgEを産生しやすい素因を基板として生じる。慢性、再発性の湿疹であるといわれている。多くは乳児期に発症し、顔面に初発し、次第に体幹に広がリ、湿潤するが小児期になると皮虜全体が乾燥して、肘窩、腋窩などの四肢屈側が苔癬化(たいせいか)する。近年は成人期に発症する例が増えている。他のアトピー疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎)を合併しやすいと言われている。
※引用・参考図書
1.ビジュアルノート 第5版 V6