柔道整復学理論
-国家試験対策-
総論
-関節の損傷(捻挫脱臼)-

関節の構造と機能

関節の構造

不動性の連結(不動関節)

可動性の連結(可動関節)

結合組織や軟骨

可動性は低い~中等度

骨どうしが関節裂隙で隔てられている連結

可動性は高い。
線維性連結 軟骨性連結 滑膜性連結

縫合:頭蓋骨

釘植:歯

靭帯結合:遠位脛腓関節など

軟骨結合:

成長軟骨板

頭蓋底(蝶後頭軟骨結合)

線維軟骨結合:

椎間板・恥骨結合など

骨(頭と窩),関節軟骨(硝子軟骨)

関節包,滑膜,靭帯(関節により、

滑液包,関節円板,関節半月

関節唇などがみられる。)

 

関節の構造

線維性連結

関節の構造

軟骨性連結

成長軟骨,蝶後頭軟骨結合(小児)⇒硝子軟骨

関節の構造

滑膜性連結

関節の構造

関節半月

膝関節

関節の損傷18

関節の構造

関節円板

①胸鎖関節

関節の損傷19

鎖関節

関節の損傷20

③顎関節

関節の損傷21

④橈骨手根関節

下(遠位)橈尺関節,尺骨手根円板

関節の損傷22

関節の構造

関節唇

関節

関節の損傷15

股関節

関節の損傷16

関節の構造

滑膜性連結

関節包

外側 線維膜(密性結合組織)
内側 滑膜(疎性結合組織)から滑液を分泌
靭帯 関節に対し、運動方向を導き、制限をする。過度の運動を阻止する。
関節を構成する骨同士を連結する
関節包外靭帯 関節包から分離した状態で存在する。
関節包内靭帯 関節包(線維膜)の位置部と連続している。

 

関節の構成組織

軟骨組織

分類

線維軟骨,弾性軟骨,硝子軟骨

関節部軟骨の多くは、硝子軟骨

 

軟骨の細胞

記号

名称  
表層  
中間層  
深層  

Tide Mark

タイドマーク
非石灰層と石灰層との境界
石灰化層  
骨(軟骨下骨)  

 

①-③:非石灰化層,軟骨全層

※軟骨は表層から石灰層に向けて硬化していく。

関節の損傷23

関節の構成組織

軟骨組織②

軟骨基質

軟骨の細胞間(外)基質は膠原線維(コラーゲン)とプロテオグリカン(糖)からできている。
軟骨の栄養,代謝 成人 血管分布はない
滑液から栄養(拡散、還流、循環)
小児 滑液と骨髄の両者から栄養
軟骨面の荷重、運動は拡散に重要

 

基質 細胞と細胞の間をうめている物質
循環 ひとまわりして元の場所や状態に帰る、ということを繰り返すこと
環流 めぐりながれる事

 

関節の構成組織

関節包・滑液

関節包

①外層

骨膜の表層部に続く線維膜

〇強い結合組織からなる

(密性結合組織)
  ②内層

〇疎な、柔らかい結合組織(疎性結合組織,滑膜)

〇ヒダとなって関節腔内に突出

〇関節面の適合、関節内の死腔をうずめている

関節包内面や関節軟骨の表面は滑膜から分泌される滑液によってうるおされる

滑液

淡黄色、透明でネバネバとした液体

関節の潤滑作用、関節軟骨を栄養している

 

関節の構成組織

靭帯

靭帯の役割

関節に対し運動方向を導く
関節運動の制限
関節を構成する骨同士を連結する。
靭帯の種類 関節包外靭帯 関節腔(包)外に存在する靭帯
関節包内靭帯 関節腔(包)内に存在する靭帯
関節包靭帯 関節包癒着している靭帯

 

靭帯

記号

名称  
1 膝蓋靭帯 関節包外靭帯
2 内側側副靭帯
3 外側側副靭帯
4

前十字靭帯

関節包内靭帯

後十字靭帯

 

関節の損傷25

関節の構成組織

関節円板または関節半月

役割

運動時の骨頭の誘導機能
  関節面の適合
関節円板 関節腔を完全に分けている
関節半月 関節腔を不完全に分けている。

 

関節円板:胸鎖関節,鎖関節,顎関節,橈骨手根関節

関節半月:膝関節

関節半月

関節の損傷13

関節の構成組織

滑液包

役割

運動の際に組織間(筋、腱、骨)の摩擦を少なくする

 

記号

名称
1 峰皮下滑液包
2 峰下滑液包
3 烏口突起下滑液包

 

関節の損傷14

関節の構成組織

関節唇

役割

関節窩の縁にあって関節窩の大きさと深さを補い関節の安定性を高める。

 

関節

関節の損傷15

股関節

関節の損傷16

関節の構成組織

関節の血管神経

栄養 関節包外・周囲 関節の周囲血管により栄養
  関節包 滑液の拡散により栄養
神経 関節包外側 感覚神経(豊富),自立神経
  関節包内側 自立神経

 

※固有神経(関節の位置覚、運動覚)は関節の安定性や衝撃の吸収に作用している。

固有感覚が失われると…不可逆性の関節破壊

関節の構成組織

関節の潤滑

関節軟骨(硝子軟骨)は非常に摩擦がすくない

正常な状態で摩擦はほとんど起こらない。

参考・引用

文献・書籍

柔道整復学理論編改定第6版

②プロメテウス解剖学アトラス第2版解剖学総論/運動器

③標準整形外科学第13版

柔道整復師 イエロー・ノート 臨床編

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