柔道整復学理論
-国家試験対策-
脊椎・軟部組織損傷
-腰部の軟部組織損傷
関節性・靭帯性-

脊椎・軟部組織損傷

腰部の軟部組織損傷

分類

〇腰部の軟部組織損傷

分類

関節性(a.椎間関節,b.椎体間関節(連結))

靭帯性(a.椎骨部の靭帯,b仙腸関節部の靭帯)

筋・筋膜性
関節性

椎間関節→局限した腰部痛発作が主体、活動中は軽快する傾向

椎体間関節→境界の漠然とした両側性腰部鈍痛、下肢への関連痛

椎間板ヘルニア

髄核が後方・後外側へ脱出して脊髄神経、神経根を圧迫する

腰痛と坐骨神経痛、一側性・両側性の下肢痛 ※他の腰椎との鑑別は重要
鑑別診断 Ex.腰部脊柱管狭窄症(間欠性跛行)

 

関節性-椎間関節-

〇腰部の軟部組織損傷

概要

比較的限局した腰部痛が主体

起床時とくに強く仕事中は割合軽快する傾向がある。

下肢症状や所見は少ない

 

2021091401

関節性-椎体間関節(連結)-周辺解剖①

〇腰部の軟部組織損傷

記号 名称
1 髄核
2 線維輪
3 軟骨終板(硝子軟骨性関節面)

 

2021091402

関節性-椎体間関節(連結)-概要

〇腰部の軟部組織損傷

概要

椎間板は、髄核、線維輪、軟骨終板の3部分から成り立つ。

境界が判然としない両側性腰部鈍痛が主体

下肢への関連痛があるが、根障害の所見は少ない。

髄核が後外側へ脱出して神経根を圧迫し、ときに強い腰痛坐骨神経痛を訴える

椎間板ヘルニアと、他の腰痛との鑑別が重要。

 

靭帯性-椎骨部の靱帯-周辺解剖

〇腰部の軟部組織損傷 

記号 名称
1 前縦靱帯
2 棘間靱帯
3 黄色靱帯
4 後縦靱帯

 

2021091403

靭帯性-椎骨部の靱帯-概要

〇腰部の軟部組織損傷

概要

□棘上靱帯・黄色靱帯・棘間靱帯

□30-40歳の約75%は組織的変性を起こしている。

□このため生理的姿勢での過労によって損傷を起こす。

 

靭帯性-仙腸関節部の靱帯-周辺解剖

〇腰部の軟部組織損傷

記号 名称
1 前仙腸靱帯
2 後仙腸靱帯
3 骨間仙腸靱帯

 

2021091404

靭帯性-仙腸関節部の靱帯-概要

〇腰部の軟部組織損傷

概要 仙骨を中心に蝶の羽のように開いた寛骨は、姿勢状態の変化に伴いねじれのストレスが発生しやすい。このねじれのアンバランスが加わり、損傷の大きな原因となる。

 

筋・筋膜性-概要-

〇腰部の軟部組織損傷

概要

1.腰部を形成する筋は作業状態、日常生活などでストレスを受けやすい。
疼痛は、多裂筋、腰腸肋筋などに多くみられる。

2.痛みの本態は急性・慢性外力により起こる皮下線維、脂肪組織の
無菌性炎症性病変筋膜の痛みについては外力によって筋繊維が
充血・腫脹して筋膜の自由神経終末を刺激し疼痛が出現

3.臀部で損傷を受けやすい筋は、とくに梨状筋損傷
他の筋群 (腸腰筋、中小臀筋など)と協力して大腿を外旋させる作用をもつ。
症状は一側の腰部や下肢痛。深い座位や下肢内旋、重量物拳上で出現梨状筋部に圧痛がある。

4.ハムストリングスの損傷も多く、ヘルニアなどに付属する神経根症状との鑑別を必要とする
不良姿勢、下肢形態異常が損傷の本態であることが多い
他の大腿筋群も同様である。

※1外旋筋群:梨状筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋

 

参考・引用

文献・書籍

柔道整復学理論編改定第6版

②プロメテウス解剖学アトラス第2版解剖学総論/運動器

③標準整形外科学第13版

柔道整復師 イエロー・ノート 臨床編

⑤実践柔道整復学シリーズ 柔道整復学総論

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