柔道整復学理論
-国家試験対策-
軟部組織損傷
-腱板断裂(rotatorcuff損傷)-

腱板断裂(rotator cuffの損傷)

周辺解剖①

No

名称

Other

1

棘上筋

 
2

棘下筋

 
3

小円筋

 
4

甲下筋

 
5

烏口峰靱帯

 
6

峰下滑液包

 
7

烏口下滑液包

 
8

腱板疎部

烏口上腕靱帯,上関節上腕靱帯からなる空間

腱板が存在しない部位

 

腱板断裂(rotator cuffの損傷)

周辺解剖②

no 名称
1 棘上筋
2 棘下筋
3 小円筋
4 甲下筋
a クリティカルゾーン

 

-棘上筋-

関節外転時に烏口峰アーチで圧迫や摩擦を受ける。また回旋筋群の中では最も筋腹が短く腱性の部分が長い筋である。大結節付着部付近の血行が乏しく(critical zone)、加齢とともに退行性変性を起こし、断裂しやすくなる

腱板損傷

発生機序

部の打撲(直達外力)

②転倒時、手をついた際やつり革などもっている際に大結節と峰が衝突し受傷

③投球、投てき

④Over USE

⑤加齢による退行性変化とクリティカルゾーンへの繰り返しのストレス

好発部位 棘上筋(大結節から1.5cm近位)

 

腱板断裂・損傷

分類

以下の図を参照

症状・徒手検査

腱板断裂-rotatorcuff-

症状

①運動痛(外転60°~120°)

②圧痛(大結節・三角筋部)

③夜間痛

④挙上困難となり、関節外転位保持ができない

⑤完全断裂では、峰下に陥凹や雑音(クレピタス)を触れることがある

⑥陳旧例では、棘上筋・棘下筋などの筋萎縮がみられる

検査

①ペインフルアークサイン(painful arc sign)

②クレピタス

③ドロップアームサイン

④インピンジメントサイン(neer)

 

徒手検査詳細

腱板断裂-rotatorcuff-

①ペインフルアークサイン
(painful arc sign)

他動的に関節外転60°~120°で疼痛が出現する

②クレピタス

 

③ドロップアームサイン

新鮮な腱板断裂に認められ、甲面上に90°外転位を保持できない

④インピンジメントサイン
(neer)

患側上肢の上腕長軸方向に軸圧と内旋を加え挙上すると、疼痛が峰下に誘発される

 

治療法

腱板断裂-rotatorcuff-

棘上筋腱断裂であれば、腱部にストレスが加わらない外転位固定(アームレストなど)

軽度の場合、吊り包帯などで安静を図り、適宜可動域・筋力訓練を行う

陳旧性で筋萎縮や脱力、関節拘縮など出現したものは観血的療法が適応される

参考・引用

文献・書籍

柔道整復学理論編改定第6版

②プロメテウス解剖学アトラス第2版解剖学総論/運動器

③標準整形外科学第13版

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