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各身体体節が固有の支持基底面をもつとき、力学的に安定するため各身体体節を連結する筋活動は必要なくなります。

パーキングファンクションとはテーブルに置かれた鎖のように、支持基底面に止めておくだけの活動様式を指し、この状態にあるとき関節は筋収縮による制限を受けないため、潜在的な可動性が高くなります。

動的姿勢として重要なことは、一旦運動が開始されれば各身体体節を連結するだけの

筋緊張は維持されていることです。

支持面を知覚できないということは自分を支えてくれるものが存在しないことであり，自分も安心して存在できなくなると感じます。

不安や恐怖を感じると人は筋活動で，身体の内部を強く結合して，硬くなり，動けなくなると同時に，様々な自律反応も出現します。

支持面がわかってくるにつれ体幹内部の筋は余分な力が抜けて，四肢も体幹に結合された状態から解放され，動いて支持面を探索できるようになってきます。

つまり、動いて支持面を探索・知覚して自分の身体を定位できることが安心して行為をするための基本であることを覚えておいてください。