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綿包帯と弾性包帯の使い分けって!?

本日は、しし接骨院・ししフィットが考える綿包帯(非伸縮性)と弾性包帯(伸縮性)の
使い分け方の一例をご紹介します。

まず運動器のケガを取り扱う医療として固定材料があります。
この固定材料は大きく以下の2つに分類されます。

1.硬性材料
  金属副紙、ギプス、厚紙副紙、キャスト、プライトンなど…
2.軟性材料
  (巻軸)包帯、三角巾、ガーゼ、綿花など…

また包帯も大きく以下2つに分類されます。
1.伸縮性包帯
2.非伸縮性包帯

包帯固定が必要となる急性期の外傷(けが)

足関節捻挫を例に説明をさせて頂きます。
受傷直後より、靭帯や関節包、毛細血管などの関節を構成する組織やその他軟部組織が損傷を起こすことで出血をおこします。
出血を起こすと腫脹が確認されます。
ここで固定具や包帯を活用し局所の安静を行います。
この時に使用するのが非伸縮性(綿)包帯となります。
(巻き方の基本は以下※1参照)
綿包帯は圧迫を目的としておらず出血による腫脹のスペースを最小限にします。
これにより疼痛の軽減や腫脹の早期低減を促す事が考えられます。
ですが、ここで伸縮性(弾性)包帯を利用するとどうなるか…
炎症期に伸縮性を利用すると患部に圧迫力を与えてしまい。
圧迫により局所に低酸素状態を作ってしまう事や
RSD様の症状を呈してしまう事が考えられます。
(私ではないですが…整形外科に勤めている際に2例症状を診た事があります。)

このように2次的な障害や後遺症を予防する為に
急性期ではまず非伸縮性(綿)包帯を使用します。
  

伸縮性の包帯はいつ使うの?

治癒機序で述べると筋線維芽細胞(myofibroblast)が増えてくる時期。
受傷して約2週間後~3週間後に所見をとりながら、
圧痛や腫脹、その他疼痛が診られなくなった際に、固定具を患者ご自身で巻きなおしして頂く際に伸縮性包帯を用います。

※1 巻き方の基本

綿包帯は包帯を肌の上に置くように巻くのが基本と考えます。

肌に置きたい分だけ包帯を出して、包帯をピンっと張ってそのまま肌に置く。圧迫をかけないのが基本となります。


以上が、しし接骨院・ししフィットが考える綿包帯と弾性包帯の使い分けの一例です。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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綿包帯
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